|
|
予測・評価の
対象 |
| 道路交通騒音 |
中央値(L50) |
| 道路交通騒音 |
等価騒音レベル(LAeq) |
|
| 予測方式 |
| アセスメント用 |
環境アセスメント等、一定の範囲を対象とした予測※ただし対象範囲に特に制約はありません |
| 広域用 |
自動車公害防止計画、環境基本計画基礎調査等、広域を対照とした予測。※路端等の設定方法がアセスメント用と異なる |
|
予測モデル
基本式 |
| ASJ-Model 1975 |
いわゆる旧「日本音響学会式」(騒音環境基準が中央値で定められていた頃のアセス等の標準モデル) |
| ASJ-Model 1998 |
以前のアセス等の標準モデル(B法=実用計算法) |
| ASJ RTN-Model 2003 |
現在のアセスメント等の標準モデル |
| ASJ RTN-Model 2008 |
次世代のアセスメント等の標準モデル(B法=実用計算法)(日本音響学会2009/4発表) |
|
| 予測時間 |
L50:1時間値
LAeq::1時間値、24時間分の1時間値および昼夜別予測結果の自動計算 |
| 予測断面 |
| 平面予測 |
南北方向×東西方向メッシュ予測など地上1.2m他、任意の受音点高における予測が可能 |
| 縦断面予測 |
平面距離方向×高さ方向メッシュ予測など |
| 距離減衰予測 |
路端からの騒音レベルの距離減衰等 |
| 任意座標予測 |
複数地点の任意の高さにおける予測 |
|
| 座標設定 |
| メッシュ数 |
制限なし(メモリ容量に依存、通常300×300以上対応可能) |
| メッシュ規模 |
1メッシュあたりの距離は任意に設定可能(1m未満〜数十m等) |
| 対象空間規模 |
制限なし(メッシュ数×メッシュ規模=対象空間の一辺の距離) |
音源・遮音壁・路端・
高架裏面・トンネル抗口座標 |
0.1m単位で自由に設定が可能、マウスによる指定、数値入力による指定 |
音源・遮音壁・路端・
高架裏面・トンネル抗口・
建物設定数 |
制限なし(メモリ容量に依存、通常1000以上対応可能) |
|
| 道路条件 |
| (1)基本道路構造 |
一般道路部: |
平坦、盛土、高架、切土等 |
| 自動車専用部 |
平坦、盛土、高架、切土等および高架裏面反射、高架構造音 |
| (2)応用道路構造 |
特殊部: |
交差点、一般道−自動車専用道路の連結部、インターチェンジ部、勾配部、トンネル抗口、半地下構造等 |
| 混在部: |
上記道路構造の平面的、立体的な組み合わせ自由 |
|
| 交通条件 |
| (1)交通量 |
時間区分別の1時間交通量、平均1時間交通量、24時間別詳細設定 |
| (2)走行速度 |
2車種(大型車類、小型車類)別、24時間別詳細設定可能
2車種(大型車類、小型車類)および二輪車別、24時間別詳細設定可能 |
| (3)車種別混入率 |
大型車類の混入率(1時間値、24時間別設定可能)
二輪車の混入率(1時間値、24時間別設定可能) |
|
パワーレベル
(発生する騒音
の大きさ) |
| (1)対応規制年次 |
・現状、平成4年の中央環境審議会答申対応車
各対応車の混入率を設定可能(ただしASJ RTN-Model 2003以降は将来規制対応車は考慮しないこととされている) |
| (2)走行モード |
・定常走行区間(自動車専用道や信号交差点から十分に離れた一般道路)
・非定常走行区間(一般道路等信号による加減速が混在する区間)
・加速走行状態
・減速走行状態 |
| (3)加減速モデル |
・IC部等における加速走行時、減速走行時、加速度・減速度の自動計算
・自動車専用道路の料金所付近、一般道−自動車専用道路の連結部付近、一般道信号交差点付近の加速度・減速度の自動計算 |
| (4)道路勾配 |
・道路の縦断勾配(登坂)による補正 |
| (5)停止時騒音 |
・料金所等の停止区間対応 |
| (6)高架構造物音 |
高架構造物音(橋種別、走行速度考慮)に対応
ASJ RTN-Model 2008パラメータ変更に対応
 |
|
減衰補正、
特殊構造、
対策効果 |
(1)地面効果による減衰
|
地表面の状況(以下の分類)に応じて地表面効果による減衰を考慮 (ASJ RTN-Model 2008パラメータ変更に対応)
1) コンクリート、アスファルト
2) 固い地面( スポーツのグラウンドなど表面の固い地面)
3) 草地(芝地、田んぼ、草地)
4) 柔らかい地面(表面の柔らかい畑地、耕田) |
(2)遮音壁や盛土・切土の
肩による回折減衰 |
遮音壁、高架高欄部、盛土・切土の肩等による回折減衰を考慮
また、複数の回折点(遮音壁等)がある場合には、多重回折の方法により考慮
1m程度の低層遮音壁を挿入損失(インサーションロス)の方法で計算(ASJ RTN-Model 2003,2008)
有限長遮音壁による回折補正(1パスの方法)
築堤・厚みのある障壁の回折補正(地形対応)
多重(二重、三重)回折補正に対応
自動車走行音(密粒舗装、排水性舗装)、高架構造物音の周波数特性を反映した回折減衰補正
張り出し型遮音壁による回折減衰補正
  |
| (3)高架構造物による回折 |
高架構造物による回折を考慮し、沿道のマンション等、上方に向かう騒音予測 |
| (4)遮音壁を透過する騒音 |
遮音壁を透過する騒音を透過損失を考慮して計算 |
| (5)高架裏面による反射 |
高架道路の高架構造裏面反射による影響を考慮することが可能
裏面反射の対策として裏面吸音板による吸音効果を考慮することが可能。
相補性を仮定した ASJ RTN-Model 2008の方法に対応 |
(6)排水性舗装
(低騒音舗装) |
排水性舗装(低騒音舗装)によるパワーレベルの補正を施工後経過年を考慮(ASJ RTN-Model 2003,2008)して自動的に行うことが可能。
一般道路の停止時、走行時、自動車専用道路の速度60km/h未満、60km/h以上、定常区間・非定常区間・加減速走行区間に対応 |
| (7)トンネル坑口騒音 |
トンネル坑口騒音に対応 |
| (8)半地下構造 |
半地下構造による騒音に対応( ASJ RTN-Model 2008パラメータ変更に対応 ) |
| (9)複雑な地形の考慮 |
テキストファイルで作成した地形(標高等)のデータを与えることにより、評価点高さ、伝搬高さ、回折減衰における地形の影響を考慮
Super SPLINE(別売)により、等高線から簡単に地形データを作成することが可能。
地形考慮の場合の音源等の高さ座標は、絶対高さ(基準地盤面からの高さ等)、相対高さ(地表からの高さ)のいずれの方法でも指定可能。 |
(10)指向性、空気音響吸収、
風の影響、等の考慮 |
走行方向からの角度および仰角からに応じて音源の指向性の考慮
空気による音響の吸収の考慮( ASJ RTN-Model 2008パラメータ変更に対応 )
風の影響による騒音レベルの変動の考慮 |
(11)単独建物・
建物群背後における影響 |
建物間の多重反射が無視できる場合(単独建物)の回折補正量(1パスの方法)、壁面反射音・吸音率の考慮
建物間の多重反射が無視できない場合に、建物群による影響を考慮し、特定地点の騒音予測、平面、断面予測 |
|
| 感度分析 |
・交通条件、道路条件、評価条件、予測点高、予測モデル等を変更した場合の予測結果の変化を何回でも再分析可能 |
遮音壁の
高さ検討 |
・目標とする騒音レベルを達成するために必要な遮音壁高さを自動的に検討 |
| 結果出力 |
| (1)グラフィックス表示・印字機能 |
・平面・断面計算結果 メッシュ表示(カラー・モノクロ)
・平面・断面計算結果 コンター(等騒音レベル線図)表示(カラー・モノクロ)
・平面・断面計算結果 3次元メッシュ表示(カラー・モノクロ×シンプル・陰影付)
・平面結果結果 距離減衰グラフ
・地点別計算結果 任意の地点(複数地点設定可能)を対象として高速に計算実施可能
・色は標準カラー指定、JIS(Z8731)指定 、任意カラー指定 |
| (2)ファイル出力 |
・入力データを含めた出力数値のテキストファイル出力が可能
・距離減衰はCSV形式で出力可能
・コンターラインのDXFファイル出力 |
| (3)評価メッシュ数出力 |
・予測評価の比較を容易とするために、予測結果の分級値に対応したメッシュ数を画面表示。 |
| (4)地図表示機能 |
・Bitmap、GIF、JPEG画像による地図表示(スキャナ読み込み、CADデータから変換した地図の使用可能)
・線画による地図表示(任意に作成可能) |
|
| 動作環境 |
| (1)対応機種: |
Pentium以上、メモリ・HDDはOSが推奨する環境、USBポート1つ以上 |
| (2)対応OS: |
Microsoft Windows 2000 / XP / Vista |
|