基本仕様
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予測・評価の
対象物質 |
SOx(いおう酸化物)、NOx(窒素酸化物)(NO2(二酸化窒素)への変換)、CO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)、HCL(塩化水素)、PM(SPM・粒子状物質)、ダイオキシン類、臭気濃度 |
| 予測モデル |
| (1)基本予測式 |
・有風時:正規プリュームモデル ※逆転層対応モデル
・無風時:パフ式(点煙源) |
| (2)長期平均予測式 |
・22.5゚濃度一様モデル(環境アセスメント等に用いられている方式)
・22.5゚濃度一様モデルの改良モデル(従来モデルでは隣接する風向との間が不連続となっていたので、出現頻度を補間することにより自然で連続した濃度分布を実現)
・32方位長期予測 |
| (3)拡散パラメータ |
・有風時 :パスキルギフォ−ド(Pasquill-Gifford)
・無風/弱風時:シア(Shir)パラメータ |
(4)NOx
→NO2変換式 |
・「道路環境影響評価の技術手法」方式
・「道路環境影響評価の技術手法2007改訂版」方式
・一般統計式(NO2=A・NOxB)
・指数近似モデルI(風速U、オゾン濃度O3を用いたモデル) |
| (5)有効煙突高モデル |
・有風時:CONCAWE式、Moses & Carson式、Bosanquet I式
・無風時:Briggs式
・地形考慮:ERT PSDMモデルによる有効煙突高の補正
・ダウンウォッシュ考慮:Briggs(ダウンウォッシュ式) |
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予測対象
時間 |
| (1)短期予測 |
・1時間平均濃度予測:風向(N〜NNW, CALM)、大気安定度(A〜G)
・数秒〜数分平均濃度予測(時間希釈拡散補正係数を任意に設定可能、臭気濃度予測等に利用) |
| (2)中長期予測 |
・日平均、月平均、季節平均、年間平均濃度予測:気象データ(時間帯別、風向別の気象条件出現頻度、平均風速、大気安定度分類等)を考慮した重合計算 |
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| 予測断面 |
| 平面予測 |
南北方向×東西方向メッシュ予測、地上1.5m他、任意の予測点高における予測が可能 |
| 縦断面予測 |
平面距離方向×高さ方向メッシュ予測など |
| 距離減衰予測 |
煙源からの濃度の距離減衰等 |
| 任意座標予測 |
複数地点の任意の高さにおける予測 |
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| 座標設定 |
| メッシュ数 |
制限なし(メモリ容量に依存、通常300×300以上対応可能) |
| メッシュ規模 |
1メッシュあたりの距離は任意に設定可能(1m未満〜数百m等) |
| 対象空間規模 |
制限なし(メッシュ数×メッシュ規模=対象空間の一辺の距離) |
| 煙源壁面座標 |
0.1m単位で自由に設定が可能、マウスによる指定、数値入力による指定 |
| 煙源数 |
制限なし(メモリ容量に依存、通常1000以上対応可能) |
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| 気象設定 |
| (1)気象データ |
・風向、風速、放射収支量あるいは日射量・雲量より任意の期間の気象(風向・風速階級・大気安定度・昼夜間別)出現頻度を集計し、気象データファイルを作成
・作成した気象データより風配図を自動作成可能 |
| (2)風速変換 |
・気象測定高から煙源の高さへ、べき法則により自動的に風速変換を実行。 |
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| 関連機能 |
| (1)濃度ファイル重合機能 |
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・既に予測計算しデータファイルとして保存されている複数の濃度ファイルを、加重平均のための重み付けをして重合計算することが可能。
・この機能により、気象ブロックの異なる煙源を別々に計算して重合する、詳細な条件設定を行い組み合わせを替えて重合する等の感度分析、検討作業が可能となる。 |
| (2)最大着地濃度気象条件の自動検討機能 |
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・年間に出現した数百の気象条件の中から短期平均濃度の着地濃度が最大となる気象条件を自動的に検討する機能。膨大な手間のかかる作業がきわめて短時間に実施可能。
・年間に出現した数百の気象条件の中から、風向毎に短期平均濃度の着地濃度が最大となる気象条件を自動的に検討する機能。影響の及ぶ地域ごとに最大着地濃度の気象条件を把握することが可能。 |
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| 感度分析 |
・予測モデル、拡散パラメータ、気象条件、煙源条件等を変更した場合、煙源を追加した場合、有効煙突高が計算値の半分だった場合(拡散条件が悪い場合)、有効煙突高=実煙突高だった場合(煙突に傘がある場合)等、各種条件を変更した何度も計算を実施することにより感度分析が可能 |
| 結果出力 |
(1)グラフィックス
表示・印字機能 |
・平面・断面計算結果 メッシュ表示(カラー・モノクロ)
・平面・断面計算結果 コンター(等濃度レベル線図)表示(カラー・モノクロ)
・平面・断面計算結果 3次元メッシュ表示(カラー・モノクロ×シンプル・陰影付)
・平面結果結果 距離減衰グラフ
・地点別計算結果 任意の地点(複数地点設定可能)を対象として高速に計算実施可能 |
| (2)ファイル出力 |
・入力データを含めた出力数値のテキストファイル出力が可能
・距離減衰はCSV形式で出力可能
・コンターラインのDXFファイル出力 |
| (3)評価メッシュ数出力 |
・予測評価の比較を容易とするために、予測結果の分級値に対応したメッシュ数を画面表示。 |
| (4)地図表示機能 |
・Bitmap、GIF、JPEG画像による地図表示(スキャナ読み込み、CADデータから変換した地図の使用可能)
・線画による地図表示(任意に作成可能) |
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| 動作環境 |
| (1)対応機種: |
Pentium以上、メモリ・HDDはOSが推奨する環境、USBポート1つ以上 |
| (2)対応OS: |
Microsoft Windows 2000 / XP / Vista |
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