韓国ソウルへの環境行政改革フォーラム視察・交流の訪問先案を以下に掲げます。 韓国のNPO ■参与連帯(NPO) ...通訳なしでは訪問が難しいが、英語で対応してくれるなら○。ただし、すでにかなり有名で情報も日本に入っている。参与連帯は景福宮の近くで地下鉄を利用し徒歩で行ける。ビルの一角にある。市民運動団体「参与連帯」は、15代国会のとき、78の立法原案を国会に出し、その中で半分以上が立法化できるような成果を挙げた。市民運動グループがこれだけの成果を果せるのも、その背景には、中央政府へ大きな圧力をかけ、政治の腐敗に立ち向かうために、数百の市民運動団体が大同団結したことが大きい。また「参与連帯」は“落選運動”の中心的な役割を果しました(森嶋氏談)。 以下を参照 青山貞一:@落選運動を主導する韓国NPO「参与連帯」 青山貞一:A落選運動を主導する韓国NPO「参与連帯」 2005年2月 撮影:青山貞一、ニコン CoolPix 2005年2月 撮影:青山貞一、ニコン CoolPix ■愛の声放送局 「愛の声放送局」といい、身障者を対象としたインターネット放送局。この放送局は日本で言えばNHKなどに頻繁に出演している有名な喜劇役者が、障害者福祉を目指して立ち上げた市民放送局である。 2005年2月政策学校、一新塾でソウルに公共政策現地視察交流にでかけたとき、愛の声放送局を訪問し、代表者と議論した。 2005年2月 撮影:青山貞一、ニコン CoolPix 2005年2月 撮影:青山貞一、ニコン CoolPix 2005年2月 撮影:青山貞一、ニコン CoolPix 2005年2月 撮影:青山貞一、ニコン CoolPix ■市民のためのシンクタンク「希望製作所」 私はまだ行っていませんが、森嶋さんおすすめの「希望製作所」もいいですね。参与連帯とも人事交流があるとのこと。 2006年、韓国で初めて独立的な民間の市民のためのシンクタンク「希望製作所」が創設されました。これまで、ほとんどが政府系や財閥系のシンクタンクしかなかった中で、「希望製作所」は、市民社会の様々な要求を反映できる、具体的で洞察力のある、実践的な対案の提示を目指した、先鋭的なものです。また、「人間中心・生態中心・文化中心」「誰もが研究者になれる開かれた研究所」「地域が世界の中心という信念で > 地域研究を中心に行う」という、新しい形のシンクタンクのモデルとなることも期待できる組織です。 中心人物は、94年参与連帯の創設に中枢メンバーとして参加し、人権擁護の立場から腐敗撲滅を目指した市民運動の草分け的存在で、落選運動の代表として活躍された朴元淳氏です。 実は、朴元淳氏と昨年、日本でお会いすることができましたが、その謙虚な姿勢と志の高さにたいへん感動いたしました。その後、「希望製作所」の研究員の方が一新塾視察に訪れることもありましたが、ぜひ、韓国視察が決まりましたら、「希望製作所」訪問を候補に入れていただければ幸いです。その際は、お繋ぎさせていただきます。 一新塾 森嶋信夫談 以下はJanJanの情報 http://www.news.janjan.jp/world/0606/0606085701/1.php ■日韓湿地NGOフォーラム 韓国の東海岸と南海岸には、諫早湾干拓事業のような大規模な干拓事業が大きなもので4つある。私と池田こみちさんは2001年9月に韓国の慶州で国際ダイオキシン学会が開催されたとき、仁川空港近くにあるシファ湖(始華湖)までバス、地下鉄、タクシーを乗り継いで視察したことがある。 日本同様、韓国にも干潟保全を目的としたNPO/NGOがあり、日本のNPO/NGOと交流をしている。以下は環境行政改革フォームに参加している辻さんと大島さんからの韓国との交流に関する情報である。
青山さん
韓国との交流については、現在私達wetlandの関係者は諌早湾と韓国始華湖との活動家、研究者の交流があり、これからも継続して行きます。来年は韓国でラムサール会議があるので、日本からもかなりの方が参加すると思います。 大島弘三
セマングムとは 大韓民国全羅北道の黄海岸に広がる広大な干潟である。1991年から大規模な干拓事業が開始され、紆余曲折の末2006年に防潮堤が完成、現在陸化が進んでいる。日韓の環境団体からは、諫早湾干拓事業などを上回る大規模な環境破壊を招く公共工事であると非難する声が出ている。 セマングムは全羅北道群山市の南を流れる錦江と金堤市を流れる東津江の河口一帯に広がる干潟である。その広大な汽水域は多様な生物が生息しており、また渡り鳥の主要な飛来地としても有名であった。 セマングムの「萬金」は、周辺の地名である「萬頃」(マンギョン)と「金堤」(キムジェ)の頭文字を並べた合成地名であると言われている。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』