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ザクセン王国の栄華を今に
ドイツ・ザクセン州短訪


バッハ作品リスト6
ミサ曲・受難曲 BWV 232~BWV 249

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
現地視察:2004年9月5日、掲載月日:2021年4月30日
独立系メディア E-wave Tokyo
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ヨハン・セバスチャン・バッハ・作品リスト

ミサ曲 BWV 232~BWV 243a

 ミサ曲(ミサきょく)は、カトリック教会のミサ(感謝の祭儀)に伴う声楽曲です。正教会の聖体礼儀に対して「ミサ」の語が誤用される場合がありますが、正教会自身が「ミサ」との呼称を聖体礼儀に対して用いる事はありません。カトリック教会においては、聖体拝領を伴うミサは、教会の典礼儀式のなかでもっとも重要なものです。

BWV 作品タイトル 作曲年代 編成 備考
232 ミサ ロ短調 1724-49 4独唱,cho,Orch 直筆楽譜はユネスコ記憶遺産
233 ミサ曲 ヘ長調 1738 S,A,Bs,cho,Orch 『ルーテル・ミサ』とも
233a キリエ ヘ長調 1708-17 独唱,cho,Orch BWV233の初稿
234 ミサ曲 イ長調 1708-17 S,A,Bs,cho,Orch 『ルーテル・ミサ』とも
235 ミサ曲 ト短調 1737 A,T,Bs,cho,Orch 『ルーテル・ミサ』とも
236 ミサ曲 ト長調 1737-42 S,A,T,Bs,cho,Orch 『ルーテル・ミサ』とも
237 サンクトゥス ハ長調 1723 cho,Orch 疑作
238 サンクトゥス ニ長調 1723/24 cho,Orch
239 サンクトゥス ニ短調 1735-46 cho,Orch 偽作
240 サンクトゥス ト長調 1735-46 cho,Orch 偽作
241 サンクトゥス ニ長調 1730-45 2重cho,Orch
242 キリストよ、憐れみたまえ 1727-31 S,A,BC
243 マニフィカト ニ長調 1728-31 S,A,T,Bs,cho,Orch
243a マニフィカト 変ホ長調 1728-31 S,A,T,Bs,cho,Orch BWV243の初稿


受難曲 BWV 244~BWV 247

 受難曲(passion)は、新約聖書のマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4つの福音書に基づくイエス・キリストの受難を描いた音楽作品をいいます。受難曲はキリスト教の聖週間における典礼と密接に結びつき、中世以来の長い伝統を有しており、17世紀から18世紀には、ルター派圏内で合唱や管弦楽を伴うオラトリオ受難曲が数多く作曲されました。現代においても、演奏会または典礼用の受難曲が新たに創作されています。

BWV 作品タイトル 作曲年代 編成 備考
244 マタイ受難曲 1727-29 S,A,T,Bs,cho,Orch 全2部68曲
(Matthus-Passion)
245 ヨハネ受難曲 1724/25-29 S,A,T,Bs,cho,Orch 1746/49年改作
(Johannes-Passion)
246 ルカ受難曲 S,A,T,Bs,cho,Orch
(Lukas-Passion)
247 マルコ受難曲 1731 S,A,T,Bs,cho,Orch レチタティーヴォの音楽消失。部分的に復元可能
(Markus-Passion)


オラトリオ BWV 248~BWV 249

 オラトリオ(伊: oratorio, 羅: oratorium)は、1640年頃、イタリアで始まったクラシック音楽における楽曲の種類、ないし曲名の一つです。日本語では「聖譚曲」と呼ばれます。バロック音楽を代表する楽曲形式のひとつです。ラテン語オラトリオと、イタリア語やドイツ語、英語などを用いた俗語オラトリオがあり、ラテン語オラトリオは17世紀にのみ見られます。

BWV 作品タイトル 作曲年代 編成 備考
248 クリスマス・オラトリオ 1734 S,A,T,Bs,cho,Orch
(Weihnachts-Oratorium)
249 復活祭オラトリオ 1725/35 S,A,T,Bs,cho,Orch 1740年頃改訂
(Oster-Oratorium)


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