(1)分析対象化学物質
-
ダイオキシン類(PCDD/PCDF)の異性体(TEFがある17種類)、同族体
コプラナーPCB及びその異性体(TEFがある12種類及びジオルト2種類) |
(2)採取試料必要量
(3)測定分析プロトコル
- 米国環境保護庁(EPA)及びカナダ環境省(Environment Canada)のプロトコル、D/F
Protocol(EPA 8290B)等に準拠。
- 焼却灰の場合、前処理の冒頭で塩酸による溶出処理を行います。
- 分析実務にあたるMAXXAM社は、ISO/IEC Guide 17025の超微量化学物質分析の国際認証を取得しています。
-
- マクサム社が取得する国際認証 米国環境保護庁分析方法詳細
(4)測定分析の流れの概要
↓
↓
↓
| 高分解能クロマトグラフ質量分析装置 (HR-GC/HR-MS)による分析 |
↓ ↑
↓
|
焼却灰の場合は、土壌の場合と異なり前処理の最初に塩酸による溶出処理を行います。
詳しくはEPA及び日本の環境省のマニュアルを参照して下さい。 |
(5)定量下限値の設定
- 4,5,6,7,8等の塩素化物グループでの定量下限値の設定ではなく、異性体毎に定量下限値を設定することが可能です。
(6)精度管理関連提供データ
- サンプル毎の Spiked Blankデータ、サンプル毎の Method Blank データ
- 異性体毎の 13C surrogates のリカバリー(内標準の回収率)データ
(7)データの属性
- 測定分析は原則としてドライベース。定量下限値以下のND処理はEPA,WHO,日本方式それぞれを並記
(8)測定分析結果提供データ
- 焼却灰、飛灰1g当たりの異性体、同族体毎の実測値(pg/g)
- WHOの係数(WHO-TEF)に対応する毒性等量(pg-TEQ/g)
- 参考として国際毒性等価係数(I-TEF)に対応する 毒性等量(pg-TEQ/g)
- 同族体パターン図
(9)納 期
- サンプルを環境総合研究所(東京)にお送りいただいてから1ヶ月〜2ヶ月ですが、サンプル不足、再分析
- などで期日が必要となる場合もございます。その場合はご容赦下さい。現地サンプル到着後、2週間
- の特急納期もあります。
(10)測定分析費用
以下は、1サンプルを依頼される場合の費用です。
現地サンプリング費用は旅費交通費実費プラスサンプル数にかかわり無く3万円となります。
- ダイオキシン類 (115,500円(税込)/1サンプル)
- コプラナーPCB(63,000円(税込)/1サンプル)
- 両方同時に分析される場合(168,000円(税込)/1サンプル)
|