(1)分析対象化学物質
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ダイオキシン類(PCDD/PCDF)の異性体(TEFがある17種類)、同族体
コプラナーPCB及びその異性体(TEFがある12種類及びジオルト2種類) |
(2)現場サンプリングスパイク
- 米国のマニュアル(Method 5,10)及び平成11月3月の環境庁大気規制課のマニュアルにそい、13C12-1,2,3,4-T4CDDなどを内標準として添加するサンプリングスパイクの実施を前提としています。これを実施した場合には、その同位体化合物名等を情報提供してもらいます。
(3)採取試料必要量
- @フィルタ補集部、A液体補集部、BXAD−2樹脂カラムなどからの試料から得られた抽出液を混合した粗抽出液、定容(100ml)です。これを環境総合研究所にお送り頂きます。
(4)測定分析プロトコル
- 米国環境保護庁(EPA)、カナダ環境省(Environment Canada)のプロトコル、D/F
Protocol(EPA Method 5,10,23,23A)あるいは日本のJISに準拠可能。分析実務にあたるMAXXAM社は、ISO/IEC Guide 17025の超微量化学物質分析の国際認証を取得しています。マクサム社が取得する国際認証米国環境保護庁分析方法詳細
(5)測定分析の流れの概要
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| (混合粗抽出液の環境総合研究所への送付)...以下が業務内容 |
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| 高分解能クロマトグラフ質量分析装置 (HR-GC/HR-MS)による分析 |
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(6)定量下限値の設定
- 4,5,6,7,8等の塩素化物グループでなく、異性体毎に定量下限値を設定することも可能です。
(7)精度管理関連提供データ
- サンプル毎の Spiked Blankデータ、サンプル毎の Method Blank データ
- 異性体毎の 13C surrogates のリカバリーデータ
- ND処理はEPA,WHO,日本方式それぞれを並記
(8)測定分析結果提供データ
- 粗抽出液全量中の異性体、同族体毎の実測値(ng)。
- ng/m3N、ng-TEQ/m3N等の値は、関連データ(ガス採取量、平均気温、平均大気圧、ゲージ圧、飽和水蒸気圧等)を提供された場合に提供致します。
(9)納 期
- 粗抽出液を環境総合研究所(東京)にお送りいただいてから1ヶ月〜2ヶ月です。
- 現地サンプル到着後、2週間の特急納期もあります。サンプル不足、再分析などで期日が必要となる場合もございます。その場合はご容赦下さい。
(10)測定分析費用
1サンプルを依頼される場合の費用。ただし、以下の排ガス測定費用には、サンプリング費用は含まれません。粗抽出液をお送り頂いた後の分析費用です。
- ダイオキシン類 (115,500円(税込)/1サンプル)
- コプラナーPCB(63,000円(税込)/1サンプル)
- 両方同時に分析される場合(168,000円(税込)/1サンプル)
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