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ドイツ・ザクセン州ドレスデン

ドレスデンの美術館1

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
現地視察:2004年9月5日、掲載月日:2022年7月20日
独立系メディア E-wave Tokyo
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ドレスデン市


ドレスデンの紋章
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◆ドレスデン美術館 (ドレスデン市)


Source:Wikipedia
Source:Wikimedia Commons
CC 表示-継承 3.0, リンクによる


レジデンツシュロスドレスデンの入り口ソフィエンシュトラーセ
Source:Wikimedia Commons
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はじめに

 ドレスデン美術館 (Staatliche Kunstsammlungen Dresden) は、ドイツのドレスデンにある美術館です。ドイツ語名のStaatliche Kunstsammlungen Dresdenは「国立アートコレクション」の意で、ラファエッロ、ジョルジョーネをはじめとするヨーロッパの古典絵画を展示する古典絵画館と、19世紀から20世紀の絵画を集めた近代絵画館のほか、陶磁器コレクション、古代彫刻コレクション、「緑の丸天井(グリーン・ヴォールト)」(ザクセン王家の宝物館)など、ドレスデン市内にある計12の博物館を含んでいます。

 日本語では「ドレスデン国立美術館」「ドレスデン絵画館」などと訳される場合もあります。本項では、日本における特別展の名称などにしばしば使われる「ドレスデン美術館」という名称を使用することとします。

 ザクセン王国の古都・ドレスデンは第二次大戦で街の大部分が破壊されましたが、ツヴィンガー宮殿をはじめとする壮麗なバロック建築は見事に復元・修復され、「バロックの都」の面影を伝えています。

 ドレスデン美術館の基礎となるコレクションは、16世紀のザクセン選帝侯の時代から始まっていますが、コレクションが強化されたのは18世紀のフリードリヒ・アウグスト1世(アウグスト強王)の時代です。

 アウグスト強王が1711年から1728年にかけて十数年をかけて建立したツヴィンガー宮殿は、ドイツの後期バロック建築の代表作として知られています。同宮殿は、第二次世界大戦で破壊されましたが、1960年までに復興され、往時と変わらぬ姿をとどめています。


美術館のエントランス
Source:Wikimedia Commons
パブリック・ドメイン, リンクによる

 ツヴィンガー宮殿には1855年に公開された「古典絵画館」(アルテ・マイスター)があり、ラファエッロの『システィーナの聖母』をはじめとするルネサンスやバロックの名画が展示されています。

 世界に30数点しか残っていないフェルメールの作品が2点所蔵されていることも特筆されます。ツヴィンガー宮殿には他に、ドイツのマイセン陶磁や日本の伊万里焼を収集した陶磁器コレクションもあります。

 一方、19世紀から20世紀のドイツ絵画、フランス印象派絵画などを集めた「近代絵画館」(ノイエ・マイスター)は、ツヴィンガー宮殿の東方に位置するアルベルティヌムにあります。アルベルティヌムはもともと武器庫として16世紀に建てられたものです。

 なお、アルベルティヌムにあったザクセン王家の宝飾品コレクション「緑の丸天井」 (Grünes Gewölbe) は、2004年から市内のレジデンツ城に移転しています

 
以下はドレスデン美術館(ドレスデン城)の往時の絵画です。


ドレスデンの眺め-ベルナルドベロット
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ハールレムのストリート-Bernardo Bellott
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東から見たクロイツ教会の遺跡、ドレスデンの眺め-Bernardo Bellott
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つづく