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ドイツ・ザクセン州短訪

マイセンMeissen

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda
現地視察:2004年9月5日、掲載月日:2020年7月20日
独立系メディア E-wave Tokyo
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◆マイセン(Meissen)


マイセン市の紋章
Source:Wikimedia Common
(Converted into PNG format by User:Perhelion) - http://www.stadt-meissen.de/media/mab_1_2007.pdf (2007 official website), パブリック・ドメイン, リンクによる


Source:Wikipedia


 マイセン(Meisen)は、ドイツザクセン州ドレスデン地方マイセン郡 (Landkreis Meisen) の郡庁所在地であり、人口約2万8千の工業都市である。マイセン陶磁器とワインで知られる

地理

 ドレスデンから北西に約25km、ライプツィヒ から東に約100km、フライベルクから北東に約40kmの位置にある。チェコ国境の向こう側から続く、エルベ渓谷の終点でもある。

隣接する市・自治体

 コスヴィヒ(Coswig)、ディーラ・ツェーレン(Diera-Zehren)、ケープシュッツタール(Kabschutztal)、クリップハウゼン(Klipphausen)、ニーデラウ(Niederau) 、トリービシュタール(Triebischtal)、ヴァインベーラ(Weinbohla)の7市。

市構成

 プロッセン(Plossen)、ケルン(Colln)、クヴェステンベルク(Questenberg)、アルトシュタット(Altstadt)、トリービシュタル(Triebischtal)、ボーニッチ(Bohnitzsch)、シュパー(Spaar)、ツァッシェンドルフ(Zaschendorf)、レルヒャ(Lercha)、ニーダーフェーレ(Niederfahre)、チャイラ(Zscheila)の11市。

歴史

マイセン大聖堂とアルブレヒツ城

 マイセンの名は、929年に初めて文章として記されたとされている。同じ年、ハインリヒ1世によりMisni(ミズニ)城が創立され、マイセンには1423年頃までマイセン辺境伯領が存在していた。

 その中で有名な人物に、コンラート1世(Wettiner Konrad der Grose、大辺境伯)、オットー(Otto der Reiche、裕福伯)、ディートリヒ(Dietrich der Bedrangte、苦境伯)、ハインリヒ3世(Heinrich der Erlauchte、貴顕伯)などがおり、当時のザクセン選帝侯であったフリードリヒ4世(Friedrich der Streitbare、好戦公)も含まれている。

 マイセン聖堂(Der Meisner Dom)とアルブレヒツ城(Die Albrechtsburg)は、マイセンのシンボル的存在。マイセン聖堂は1250年に建築が始まり、1470年にはArnold von Westfalen(アーノルド・フォン・ヴェストファレン)によってアルブレヒツ城が建てられた。

 2002年、歴史ある市の中心部が、洪水により被災。

交通

水上

 陸上輸送が発達していなかった時代から現在に至るまで、エルベ川は重要な輸送手段である。マイセン─ドレスデン間を定期運航している蒸気観光船が有名。また、チェコなどからの貨物船が多い。

鉄道

マイセン中央駅

 ドイツ鉄道マイセン中央駅からは、S-Bahn1番系統がドレスデン、チェコ国境付近のシェーナ方面へ最高30分間隔で出ている他、ライプツィヒ方面へも一日数本ほどの地域快速が出ている。

街道

 ドレスデン - マイセン間には、エルベ川をはさんで南北それぞれ一本ずつ街道が整備されており、東西交流に重要な動脈となっている。北側は、高級住宅・別荘の多いコスヴィヒ(Coswig)、ラーデボイル(Radebeul) と通り、ドレスデン新市街方面へと通じ、南側は、小さい自治体の多いクリップハウゼン(Klipphausen)を抜けて、ドレスデン旧市街方面へと繋がっている。

Meissen-pano-markt3.jpg

文化・名所

マイセン陶磁器
アルブレヒツ城(英語版)
マイセン聖母教会(ドイツ語版)

姉妹都市
フランスの旗 ヴィトリー=シュル=セーヌ(フランス共和国・イル=ド=フランス地域圏)
日本の旗 有田町(日本国・佐賀県)
ギリシャの旗 ケルキラ(ギリシャ共和国)
アメリカ合衆国の旗 プロボ(アメリカ合衆国・ユタ州)


つづく