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G7コミュニケは見せかけだが中国人は買わない
  
環球時報社説 2021年6月14日
青山貞一冒頭コメント

翻訳:青山貞一 (東京都市大学名誉教授)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2021年6月15日 公開
 

みなさま

青山貞一・池田こみちです.

 独立系メディア E-wave Tokyoの6月15日朝の記事です。

 内容は英国で開催されいたG7のコミュニケへの中国コメントの概要です。

 中国側にはすべてお見通しで織り込み済みですが、米国によるインド、オーストラリア2オブザーバー参加者を含めた中国包囲網の作戦は失敗です。

 「一帯一路」に欧州で最初に参加し中国と一緒に進めているイタリアとこの秋退任するドイツ(メルケル)は、この間の傲慢不遜で一方的な態度に辟易としており米国の提案にともに公然とバイデンの提案に反対を表明。

 盲目的賛同したのはWASP同盟の英国、カナダと米国の役に立たない番犬となっている日本。日本の菅首相はまったくG7でプレゼンスがなく、語学の問題もア大きいと思うが1人ポツント終始孤立していた。これについては珍しく日本のメディアも厳しく書いている。

 ファイブアイズのオーストラリア首相は、先に中国を政治面で激しく批判したものの、足元を見れば貿易の40%が中国。すでに米国追随の力は弱い。同じくオブザーバーのインドは、自国のCOVID-19蔓延問題でそれどころでない。

 「最後のG7」イラストでも、一番右のゾウさんがインドだが、よく見ると後ろに2種類の点滴スタンドがあり、病気療養中だ。インドはもとよりロシア・中国中心のブリックス(BRICS)の中心メンバーだが、この間、度重なる米英などからの誘いを断り切れずにいるが、どう見ても14-15億人のインドがお隣の中国、ロシアとは無縁とはなれない。おそらく先の国境紛争で、当面、中国との直接交流は休業中ではないかと思える。

 そもそも昨今のG7、ファイブアイズ、クアッドなどは、対中国嫌がらせ包囲網的色彩が強いが、上述のように、最早覇権を喪失した米国の追随する利益に乏しく、G7そのものが意味のない形式的会合に終始している感が強いと思う。

 元記事は英文、青山が翻訳、池田が推敲。


◆英国G7コミュニケへの中国コメントの概要

①G7コミュニケは見せかけだが中国人は買わない

  環球時報社説 
 http://eritokyo.jp/independent/G7-cmmunice-ao77.htm

②G7 communiqué makes a show but Chinese don’t buy it: Global Times editorial
 https://www.globaltimes.cn/page/202106/1226061.shtml


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