2002年度 環境行政改革フォーラム藤沢総会 発表申し込み状況 2002年9月12日現在 |
この10月12日(土)から13日(日)に神奈川県藤沢市にあります慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで開催する環境行政改革フォーラム総会で発表予定の論文、政策提言、市民活動等に関し、今まで事務局に寄せられましたものについてお知らせします。 環境行政改革フォーラム及び総会の詳細については、 http://eforum.jp/ をご覧下さい。 会員、非会員を問わず、ひろく皆さんからの発表をお待ちしております。 多くなった場合には調整致します。発表申し込みに際しては、タイトル、発表者名、所属、連絡先、発表したい分科会名、さらに可能なら概要を以下にお送り下さい。発表に際してのレジメは9月15日が締め切りとなります。詳しくは、http://eforum.jp/ をご覧下さい。 申し込みは、aoyama@eri.co.jp takatori@eri.co.jp までお願いします。 分科会の構成は以下の通りです。発表申し込み状況により分科会構成を変える可能性があります。 @廃棄物(焼却炉処分場問題、有害化学物質問題、循環型社会形成等)、 A食の安全(BSE、GMO、食品添加物、農薬・ダイオキシン類等)、 Bエネルギー・廃棄物(原発問題、核廃棄物問題、地球温暖化問題等)、 C公共事業(環境アセス、社会的合意形成、財政負担問題等)、 D都市再生・環境再生(都市再生・環境再生、土地収用、制度改革問題等) 14:10- 発表1(各20分) 14:30- 発表2 14:50- 発表3 15:10- 発表4 15:40- 発表5 <10分休憩> 16:00- 発表6 16:20- 発表7 16:40- 発表8 17:00- 発表9 17:29- 発表10(予備) 2002年9月9日現在(最終) 【発表受付1】 @タイトル:環六高速道路をめぐる行政訴訟とその後 A発表者:鈴木譲(環六高速道路を考える会) B分科会:公共事業(1、2はどちらでもふさわしい方で結構です) C概要:都市計画道路環状六号線とその地下の首都高速道路中央環状新宿線周辺 住民が、それら事業の取り消しを求めて提起した行政訴訟は、1999年最高裁判決 で住民側の敗訴が確定した。都市計画法には道路沿道住民の排ガス健康被害を受 けないという利益を保護する規定がないから、裁判を起こす権利がない、という ことで、8年間の争いの結果、門前払いとなったのである。法律の何処に問題が あるのだろうか。ここから先、どのように争うことができるのだろうか。 【発表受付2】 @タイトル:地下高速道路からの排出ガスシミュレーションと排ガス処理 A発表者:鈴木譲(環六高速道路を考える会)、鷹取敦、池田こみち、青山貞一 (環境総合研究所)、発表は鈴木 B分科会:公共事業2 C概要:環境保全のために高速道路を地下化したら問題は解決するだろうか。 換気搭から吐き出される地下道路からの排ガスは周辺にどのような影響を与える だろうか。その問題を解決するにはどのような方策があるだろうか。具体的に首 都高速道路中央環状新宿線事業をめぐって調査して結果に基づき考察する。 【発表受付3】 @タイトル:水道事業における節水の外部効果 A発表者:岩下 竜 神戸大学大学院 B分科会名:公共事業1 C概要: 1.節水による外部効果(下水道負担軽減、エネルギーコスト軽減、水環境改善な ど)の先行研究のまとめ 2.急ピッチで進められていく水道技術の高度化(今回は高度浄水処理)と節水政策 の矛盾(財政面において)について 3. 私見を含めた今後の水道における政策提言 【発表受付4】 @タイトル:タバコに含まれるダイオキシン分析と健康リスクの推定について A発表者:青山貞一、池田こみち、鷹取敦(環境総合研究所)、津端亮子 (週刊金曜日)、発表は青山 B分科会:食の安全 C概要 タバコに含まれるダイオキシン類の実証的な調査はかぎられている。 本研究は、たばこの本体(葉、紙)、喫煙後のフィルター、灰に含まれるダイオ キシン類を日米5銘柄につき詳細分析し、さらに過去の内外の調査を基礎に主流 煙、副流煙に含まれるダイオキシン類を推定するためのモデルを構築し、最終的 に喫煙により体内摂取されるダイオキシン類の量とリスクを推計した。結果から は、銘柄により含有量に著しい際があること、もっとも多量の銘柄のタバコを1 日ひと箱喫煙すると、複数の産廃焼却炉の風下に相応するリスクを得ることが分 かった。 【発表受付5】 @タイトル:「生態系保全の観点からみた海岸法の制度的・技術的問題点」 A発表者: 清野聡子(東京大学大学院 総合文化研究科) B分科会:公共事業1 C概要:海岸法は海岸施設整備法ですが、その問題点を整理します。 【発表受付6】 @タイトル:「合意形成事業における専門家の在り方」 A発表者: 清野聡子(東京大学大学院 総合文化研究科) B分科会:公共事業1 【発表受付7】 @タイトル:所沢周辺農作物中のダイオキシンの汚染実態とそのリスク評価 〜EUの食品・飼料に関する各種基準、指針をもとに〜 A発表者:青山貞一、池田こみち、鷹取敦(環境総合研究所)、宮田秀明 (摂南大学食品衛生教室)、発表は青山 B分科会:食の安全 C概要 1998年から1999年にかけ産廃焼却炉が集中立地する所沢周辺地域 で採取された農作物中のダイオキシン汚染実態をEU(欧州連合)が設定した野 菜、穀物、果物等の基準(指針)をもとに評価を試みた。サンプルには、環境総 合研究所分のみでなく宮田研究室が分析した農作物等も含めている。 【発表受付8】 @タイトル:沖縄県宮古島の産廃処理処分による環境リスクについて A発表者:池田こみち(環境総合研究所)他数名が増える可能性あり B分科会:廃棄物 【発表受付9】 @タイトル:同時多発テロによるWTC火災がもたらした大気中ダイオキシン 汚染の環境及び健康健康リスクの評価について A発表者:青山貞一(環境総合研究所) B分科会:廃棄物 C概要 2001年9月11日にニューヨーク市で起こった同時多発テロにより炎 上、倒壊したワールドトレードセンタービル周辺の大気中ダイオキシンにつき米 国環境保護庁が実施した測定分析データを2次元スプライン法などにより濃度解 析し、周辺環境及び地域住民の健康リスクを評価した。その結果、事件より約1 ヶ月の間、日本の大気中ダイオキシン環境基準の最高300倍の超高濃度汚染が 発生していたことが分かった。また周辺地域住民の体内摂取量のリスク評価を試 みた。 【発表受付10】 @タイトル:市民参加によるムラサキイガイを生物指標とした全国海水中ダイオ キシン汚染の実態調査報告 A発表者:上田(SFJサーファーファンデーションジャパン理事)、池田、 鷹取、青山(環境総合研究所)、他に東京農工大高田研究室あり 発表は上田を予定 B分科会:食の安全 【発表受付11】 @タイトル:ベルギーにおける焼却炉排ガス連続モニタリングの運用実態 A発表者:池田こみち(環境総合研究所)、増田隆男(弁護士、仙台市)、 小野寺信一(弁護士、仙台市)、発表は池田を予定 B分科会:廃棄物 【発表受付12】 @タイトル:国、自治体の大気拡散シミュレーションの課題について 〜道路事業、焼却施設事業を事例として〜 A発表者:鷹取 敦、青山貞一(環境総合研究所)、発表は鷹取 B分科会:公共事業1か2 C概要 国、自治体の環境アセスメントで用いられている大気拡散シミュレーション モデルは、正規プリュームモデルなどの解析解モデルであるが、これらのモデル は複雑な地形や建築物、構造物、森林などが存在する地域に適用するときわめて 非現実的な予測値となる。ここでは、地形や建築物を考慮可能な3次元流体モデ ルを用いシミュレーションを行った場合との比較を通じ、大気環境アセスの技術 的課題を明らかにする。 【発表受付13】 @タイトル:エネルギー権益からみたアフガン戦争の総括 A発表者:青山貞一(環境総合研究所) B分科会:エネルギー C概要 同時多発テロ、アフガン戦争の大きな要因、背景と推察される中央アジアの天然 ガス、パイプライン敷設の権益について、冷戦構造終結後の軍事情勢、エネルギ ー情勢、米国のメジャー(石油資本)、ブッシュ一族、カルザイ氏の素性をなど をもとに解き明かす。ブッシュ政権の一連の対テロ戦争が新たなエネルギー植民 地主義としての性格をあらわにしている点にも留意。 ※ 岩波「世界」2002年9月号に執筆した「エネルギー権益からみた アフガン戦争」(13頁分)のエッセンスを提示する。 【発表受付14】 @タイトル:リスクコミの前提としてのリスク分析の信頼性と課題 〜首都圏における具体的事例から〜 A発表者:青山貞一、鷹取敦、池田こみち(環境綜合研究所)、宮田秀明 (摂南大学薬学部) B分科会:廃棄物 C概要 過去、環境総合研究所が自主的に行った、あるいは依頼を受け実施したダイオキ シン類分析のうち、クロスチェックに係わるものについて事例をあげ、事業者側 が行った結果とのりすく比較を行う。具体的事例には@東京都日の出町最終処分 場(土壌)、A横浜市神明台代襲処分場土壌、B茨城県竜ヶ崎・新利根町焼却施 設周辺(血液)、B東京都杉並区(松)、C埼玉県所沢市周辺(農作物)など。 【発表受付15】 @タイトル:リスクコミの前提としてのリスク分析の信頼性と課題 〜ムラサキイガイのインターキャリブレーションから〜 A発表者:鷹取敦、池田こみち、青山貞一(環境総合研究所)、宮田秀明(摂南 大学薬学部)、高田秀重(東京農工大農学部)、上田寿夫(SFJ) 発表は鷹取を予定 B分科会:食の安全 C概要 同一のサンプルを複数の分析機関が分析し、結果を相互に比較しあうことをイン ターキャリブレーションと言っている。市民参加の全国ムラサキイガイ中ダイオ キシン調査に関連し、環境総合研究所(Maxxam社)、宮田研究室(摂南大学薬学 部)及び日本の民間分析機関の3団体でダイオキシン、フラン、コプラナーPC Bの詳細なインターキャリブレーションを実施した。その背景、実施内容、結果 の内容を示す。 【発表受付16】 @タイトル:廃棄物処分場と環境汚染 A発表者:藤原寿和(止めようダイオキシン汚染関東ネットワーク)、 B吉川三津子(ダイオキシン・処分場問題愛知ネットワーク)、発表 :藤原 分科会:廃棄物 C概要 遮水シートを2重にすれば大丈夫、シート損傷感知&修復システムをつければ大 丈夫と、焼却炉のバグフィルター同様、住民の理解を得るために多額の金がつぎ 込まれている。最終処分場の現状を明らかにします。 機器:プロジェクター使用 【発表受付17】 @タイトル:愛知の産廃問題と反対運動〜活動事例の紹介 A発表者:吉川三津子(ダイオキシン・処分場問題愛知ネットワーク) B分科会:廃棄物 C概要:愛知の産廃量・施設数などのデータと問題点、愛知の産廃反対運動の手 法を報告。説明会を繰り返し実施させるなどの活動の結果、産廃業者、炉メーカー、 コンサルタントらとの公開討論会を開催し、転地を含めた事業の見直しを約束さ せた市民運動などを紹介します。松葉のダイオキシン調査や土壌調査も行われま した。 【発表受付18】 @タイトル:「ぼくが貝屋をやめたワケ」 A発表者:山本茂雄(アジアの浅瀬と干潟を守る会) B分科会:食の安全 C概要 庶民のご馳走”あさり”を永年取り扱ってきた自身の目を通して、日本の食の危 うさと、今日本人の食欲を支えている東アジアの干潟漁業の実態を明らかにします。 【発表受付19】 @タイトル:容器包装リサイクル法施行とPETボトルリサイクル A発表者名:吉田央(東京農工大学農学部) B分科会:廃棄物 【発表受付20】 @タイトル:圏央道の現状、新土地収用法及び民事・行政訴訟 A発表者名:新井洋子 B分科会:公共事業2 【発表受付21】 @タイトル:アスベスト全面禁止までの道すじ〈仮題) 〜予防原則の実現を阻む省庁の力学とは〜 A発表者:大内加寿子(アスベストについて考える会) B分科会:廃棄物 C概要 質問主意書をひとつの契機として、全面的な禁止の方向が打ち出されたア スベスト。しかし、禁止実現の見通しは依然としてたっていない。 被害者増加のおそれが現実のものになって、ようやく禁止の方向に踏み出そ うとしていている○○省。主要な省庁でありながら、自分たちの施策の結果被害 者が出ても、それは他の省の仕事で自分たちには関係ないと、平然と知らんぷり を決め込む○○省。今まで業界に任せきりだったやり方を何とか変えてはみたも のの、結局は業界の自主的な判断に委ね、業界の準備が整うのを待とうとする○ ○省。規制するのは自分たちの仕事、でも規制している物質をなくすのは自分た ちの仕事ではないと、はじめから傍観者の立場を強調する○○省。そして、軍備 に関係することには反対できないだろと完全防備の様相の○○庁、などなど。 そこには、国民が思いもつかない摩訶不思議な力関係が見え隠れしてい る。 禁止の方針を示しながら、いたずらにその実現を延ばすなら、それは犯罪 的ともいえる行為になる。誰がどのような考えに基づいて、予防原則の実現 を阻もうとしているのか、アスベストをめぐる考察のつづき。 【発表受付22】 @タイトル:台湾の環境政策について〜廃棄物行政を中心に〜 A発表者:青山貞一(環境総合研究所)、森嶋信夫(一新塾)、とかしき・なお み(東京都杉並区議)、戸辺孝雄(一新塾OB)発表は4人のうちいずれか。 B分科会:公共事業1か廃棄物 C概要 2002年7月13日から15日に行った現地視察調査結果を日台比較を中心に パワーポイントを使い報告する。 【発表受付23】 @タイトル:新エネRPS法の政策決定過程の実相と課題 A発表者:飯田 哲也 環境エネルギー政策研究所所長 B分科会:廃棄物2 Cコメント: ゴミ発電も報告しますが、政策決定に 重心を置かせていただきます。 【発表受付24】 @タイトル:浜岡原発差止裁判に参加して 〜こんなことがよくわからない〜 A発表者:大内加寿子(アスベストについて考える会) B分科会:廃棄物2(最終調整します) C概要 想定東海地震の震源域のほぼ中央に位置する浜岡原発。ついに差止裁 判は始まった。訴えた人(私たち)と訴えられた人(中部電力)。対立に次ぐ対 立。そこでは「震源域」や「活断層」という基本的な用語の定義すらも争点にな る。 想定されるいかなる地震力に対しても安全性は保たれると言い切る中電。 本当に地震は想定された範囲でやってくるのか?根本的な問いに答えは見出せ ないまま、押し付けられた「安全」の中で、裁判が示してくれた膨大な争点とと もに生きる私たち。 【発表受付25】 @テーマ:「ホルマリンで海を汚すな!」〜あぶない養殖魚の実態〜 A発表者名:松本基督(まつもともとすけ)天草の海からホルマリンをなくす会 B分科会:食の安全棄物 C概要: 今や沿岸漁業の半分以上を占めるにいたった海面養殖業だが、魚類養殖は以前か ら「薬漬け」と揶揄され、食の安全性・周辺漁場に与える環境負荷が問題視され てきた。 「薬漬け」とは、@人が意図的に使用する化学物質の中で最強の毒性を持つとい われる有機スズ化合物TBTO入りの漁網防汚剤の使用、A魚病対策としてほとんど 何の制限もなく多用される抗生物質・抗菌製剤のことだ。これに加えて最近急増 した激安養殖トラフグには寄生虫駆除などの目的で大量のホルマリンが使用され、 そのまま海に垂れ流されている。 BSE発生以降、食品表示偽装、残留農薬など食の安全性を揺るがす大問題が発生 する中、養殖魚のこれらの問題についてはほとんど報道されていない。養殖魚の ホルマリン問題を中心に現場から実態を報告する。 【発表受付26】 @テーマ:市民による将来のエネルギーシナリオの提案 A分科会名:エネルギー B発表者:勝田忠広(NPO法人 原子力資料情報室) 【発表受付27】 @テーマ:エネルギー政策形成とエネルギー基本法 A分科会名:エネルギー B発表者:諏訪亜紀 【発表受付28】 @テーマ:容器包装りサイクル法 A分科会名:廃棄物 B発表者:青木泰(NPOごみ問題5市連絡会) 【発表受付29】 @テーマ:東京都環境アセスメント条例改正および関連する都市再生法の問題点 A分科会:公共事業1 B発表者 :標 博重(環境アセスメント条例改正都民連) C概要:1.今回の条例改正の真意は計画段階アセスの導入によるアセスの充 実ではなく、起業者の意向を優先したアセス手続き期間の短縮と住 民参加の簡略化である。都のアセス制度は住民との合意形成が重視 される世論に背く大きな後退をもたらした。 2.都は数年前から、全国に先駆けて計画段階アセスの導入を準備し、 本年6月都議会で現条例に組み入れることとしたが、複数案検討を 主軸とする期待外れのものとなった。 とくに問題なのは特例配慮書制度をつくり、事業アセス段階での 住民参加手続きを大幅に省略し、住民参加を形骸化したことである。 3.手続き期間の短縮は都市再生法における都市計画審議期間6ヵ月 に適合するものとしている。 4.都市再生法は民間の都市計画事業参入を誘導し、環境アセスの適 正規模の大幅な緩和、建築制限の撤廃など環境に重大な影響を与える 内容である。 以上を主要な論点として、アセス条例改正内容、都市再生法とアセ ス条例改正との関わり等を報告し、問題提起をするものである。 【発表受付30】 @テーマ:「企業の環境教育・リスクコミュニケーション事例と課題」 A発表者:向達壮吉 NEC 府中環境管理推進センター B分科会:廃棄物1か2 C概要: 持続可能な環境教育の事例と日本で初めての事業所単位での 「環境報告書を読む会」及び東京都リスクコミュニケーション パイロット事業に基づく化学物質の情報公開事例の紹介と課題 【発表受付31】 @テーマ:都市河川舟運によるモーダルシフトの課題 A発表者:伊瀬洋昭(自転車と路面電車と舟運のまちづくりフォーラム) B分科会:都市再生・環境再生分科会 C概要:(来年の第3回世界水フォーラムにむけて都市河川舟 運がらみで準備している内容です。技術的実現可能性 を踏まえた都市河川舟運船舶のため排出基準・騒音規 制の導入及びインセンティブの提案など) 【発表受付32】 @テーマ:環境影響評価における騒音影響回避代替案 A発表者:伊瀬洋昭(東京都立産業技術研究所) (資源環境対策9月号に寄稿した内容がベースです。 B分科会:公共事業 C概要:小田急、草津重症心身障害児施設配慮、K21プロジ ェクトの3例を題材にしています) 【発表受付33】 @テーマ:環境技術者の倫理と公益開示者保護規定 A発表者:伊瀬洋昭(東京都立産業技術研究所) B分科会: C概要:(日本機械学会誌4月号に寄稿した内容がベースです。 環境技術者の倫理に基づく行動を支援する公益開示 推進規定、開示者保護規定を諸法令にどう盛り込ま すか、一般法として、公益開示の推進及び開示者の保 護に関する法律(仮称)をどのようなものにするか) 【発表受付34】 @テーマ:熱分解溶融焼却炉(豊橋)の運転状況について、 A発表者氏名:豊田八千代・市野和夫(焼却炉を考える豊橋市民の会) B希望発表分科会名:廃棄物・焼却炉 C概要:回転キルン型熱分解溶融炉のゴミ処理施設としては最大規模1基200 トン/日の炉が豊橋市で稼動をはじめたが、エネルギー自給という当初の 宣伝内容とはかけ離れた実態が最初から生じている。溶融スラグの行方な ども含めて、2002年4月からの運転状況について報告する。 【発表受付35】 @テーマ:「長野県における戦略的環境アセスメントの実施 −中信地区・廃棄物処理施設検討委員会の活動−」 A発表者氏名:原科幸彦(東京工業大学)・村山武彦(早稲田大学) 発表は原科幸彦 B廃棄物分科会か公共事業分科会 【発表受付36】 @テーマ:「愛知万博アセスが与えた教訓」 A発表者氏名:原科幸彦(東京工業大学) B公共事業分科会 【発表受付37】 @テーマ:「世界遺産の島の持続可能な社会への挑戦 −スウェーデン・ゴットランド島の地域計画−」 A発表者氏名:錦澤滋雄・原科幸彦(東京工業大学) Bキーワード循環型社会 【発表受付38】 @テーマ;アフガニスタンへの木炭支援の顛末と、そこから学んだもの A発表者名;高橋未玲(東京里山の会) B分科会;エネルギー分科会希望 C概要;里山の間伐材を炭にして、物資が不足しているアフガニスタンに 送るという計画は、理屈の上では様々な意味を持っていましたが、 結局は、頓挫という結果に終わってしまいました。 今回はその原因も含めて、プロジェクトを進めていく上で学んだ こと、私達が直面している課題、そして若い世代から見た 市民活動の可能性についてお話します 【発表受付39】 @発表テーマ:藤沢市のエネルギーセンター建設計画とごみ処理広域化計画 A発表者 :鹿島 佐貢子(さくこ) 環境問題を考える藤沢市民の会「響 響」(ゆらゆら)代表 B希望分科会:廃棄物問題 (焼却炉処分場問題) C概要 :「市民の知らないところで、密かにすすむごみ処理問題の深淵」 従来、一般廃棄物の処理は基礎自治体の自治事務であり、大事な自治権 として法の下に保証されてきました。しかし、近年国は「ダイオキシン 対策」と都市部における「処分場の逼迫」と言う理由をもとに法を改正し 国が自治事務にまで手を出せるという仕組みをつくってしまいました。 通達行政によるこのやり方は勿論違法なものですが、手法が巧みなために ここに気付く市民は限られています。 藤沢市が計画した「エネルギーセンター建設計画」もその中の一つだっ たのですが、候補地となった御所見地区は既に最終処分場を三つも抱える 地域だったので住民の反対運動でこの計画は現在頓挫した形をとっていま す。しかし白紙になった訳ではなく「ごみ処理広域化計画」あるいは「市 町村合併」が進められて行く中で、いつ浮上してくるか分からないという 状況にあります。藤沢市がごみの細かな分別を行い、減量に努め自区内処 理をやろうとすることは、市民とともに築いてきた藤沢市の文化でもある にもかかわらず、これを続けてくことを阻んでくるのが、今年3月神奈川 県が策定した「神奈川県廃棄物処理計画」(「入れない、触れない」とい っていた全体構想をも入れ込んでしまった)なのです。 循環型社会を形成していく、地方分権を進めていくとした方針を打ち出 す裏で、市民の健康、環境を守ることよりも企業の経済効果のみを優先し 市民の物言う権利まで奪おうとしているのが現状なのです。 (具体例をもう少し沢山いれて話したいと思います。) 【発表受付40】 @タイトル:RDF(ごみ固形燃料)の現状 A発表者名:長谷川 憲文(元:ゴミ問題・ゴミ発電を考える会) B分科会:廃棄物 C概要: 栃木県のRDF発電所、栃木県塩谷広域のRDF製造施設の建設計画は、 いずれも住民側の問題有りとの声を受けて中止となった。 しかし、全国的に見ると、熱回収の御旗の元、3県でRDF発電所が建設中 であり、それに伴ってRDF製造施設の数も急激に増加している。 メリットばかりが喧伝されているRDFは、ゴミの中間処理としても 完結できず、その後の焼却処理等、二重投資を余儀なくされる。 行き場のないRDFを抱えた自治体向けに、推進派はRDF炭化炉を売り込み 始めており、無定見をさらけ出している。 廃掃法で0.1ngのダイオキシン規制をかけられたRDF製造施設の検証は どうなっているだろうか。既存施設の状況を調査し報告したい。 【発表受付41】 @タイトル: 圏央道裏高尾ジャンクションの市民環境アセス 〜地形を考慮した大気拡散シミュレーション〜 A発表者: 鷹取 敦、青山貞一(環境総合研究所) B分科会名:都市再生・環境再生分科会か公共事業分科会 【発表受付42】 @タイトル: 圏央道裏高尾ジャンクションに係わる国土交通省主催 土地収用事業認定公聴会における公述内容再現 A発表者: 青山貞一(環境総合研究所) B分科会名:都市再生・環境再生分科会か公共事業分科会 【発表受付43】 @タイトル:日本の無登録農薬検査の実態について 〜農水省、外郭団体、分析業者ヒヤリングを通じて〜 A発表者: 池田こみち(環境総合研究所) B分科会名:食の安全分科会 C概要: ここ数ヶ月のほうれん草中の農薬問題分析に関連し第三者 として行った徹底調査の一部始終。 【発表受付44】 @発表テーマ:川辺川ダム建設をめぐって 〜国に説明責任を求める「住民討論会」と漁業権収用を審議する「収用委員会」〜 A発表者 :高橋ユリカ(ルポライター・「川辺川・東京の会」) B希望分科会:公共事業問題 C概要 :計画から36年目を迎えた川辺川ダム。昨年末、国交省は本体着 工の条件となる漁業補償を球磨川漁協と締結できずに、漁業権の強制収 用を申請。熊本県収用委員会で審議をするという全国でも例をみない事 態になっている。また、県知事からは、「国は説明責任を果たしていな い」という発言があり、市民側から代替案提示があったこともきっかけ に県仲介の「住民討論会」が開催されて継続中である。(9月15日に 第4回目が開催予定) 環境アセスメントが実施されずにきた過去の巨大公共事業だが、しご く透明な公開討論会で専門的な議論が行われるなど「川辺川ダム」は全 国でも珍しい変則的かつ先駆的なケースとなりつつある。取材を重ねて きた中での経緯報告を。 【発表受付45】 @テーマ:食の安全をめぐる現状と課題 A発表者:田中信一郎(参議院議員政策秘書) B分科会:食の安全分科会 C概 要:BSE問題や偽装表示事件、遺伝子組み替え食品など、昨今の 食を取り巻く現状は大変に厳しい。本報告では、食の安全をめ ぐる現状と課題を整理する。 【発表受付46】 @テーマ:西八王子日本バイエル農薬工場跡地土壌汚染 ―ぼくの身におきた出来事― A発表者:山岸大高(小学校6年生) 水銀汚染をなくす会―西八王子バイエル被害者を救う― B分科会:廃棄物分科会か都市再生・環境再生分科会 C概要: 汚染土壌の水銀浄化事業が稼働していた時、ぼくは、現場周辺に行って いました。その時、8才だったぼくの身におきた出来事を報告したいと 思います。 【発表受付47】 @テーマ:東京における”都市再生”と2003年問題(仮題) A発表者:小枝すみ子(千代田区議会議員) B分科会:都市再生・環境再生分科会 【発表受付48】 @テーマ:区画整理、再開発事業における合意形成と行政手続(仮題) A発表者:遠藤哲夫(区画整理・再開発対策全国連絡会議) B分科会:都市再生・環境再生分科会 【発表受付49】 @タイトル:「血液中ダイオキシン濃度分析の課題」 A発表者: 青柳節子、宮地俊作 血液・母乳中ダイオキシン類濃度調査応募者有志の会 B希望分科会:廃棄物 C概要 (1)藤沢市が測定した血中濃度結果 (2)1サンプル(最高値)についての海外クロスチェック結果 (3)両者の違いの原因を探る (4)日常生活からみた高濃度の原因 (5)日本の血液分析方法の問題点 【発表受付50】 @タイトル:地域から取り組む循環型まちづくり〜藤沢小学校生ごみ堆肥化事業〜 A発表者:櫟原直樹(ふじさわ・ごみの会) B分科会:廃棄物 C概要:学校給食と地域家庭の生ごみを業務用生ごみ処理機を使用して堆肥化す る事業を市民と行政の協働で進めています。生ごみを焼却せずに資源として循環 させる、子どもたちの環境教育の場として活用する、市民のごみ・環境問題への 関心を広げていく、市民参加のまちづくりの場としていくなど市民の政策提案か らはじめた3年間の事業成果をご報告します。生ごみ処理量の記録の積み重ねから 生ごみ資源化による脱焼却の可能性についても言及したいと考えています。 【発表受付51】 @テーマ:「環境目的税(レジ袋税)成立までの紆余曲折に見る民意」 A発表者:杉並区議会議員 とかしき なおみ B分科会:公共事業1(環境アセス、社会的合意形成、財政負担問題等) C概要:日本で初めて条例が議会を通過したレジ袋税が、 どのような背景から生まれ、どのよな過程を経て成立したか。 賛成派、反対派の意見は。現在、区の取り組み状況は。 民意を汲み取り、環境意識の高い住民を育てていくには・・・ 杉並区が「レジ袋税」の審議を通して見えて来た課題を紹介します。 【発表受付52】 @テーマ:「知っていますか?杉並病」 A発表者:杉並区議会議員 とかしき なおみ B分科会:公共事業2(都市再生・環境再生、土地収用、制度改革問題等) C概要:マスコミで、よく話題にされている「杉並病」とはいかなる病か? 被害者の状況、問題施設を運営している行政機関の対応の問題など 議員として現場に立ち会い、議会で発言し、 解決にはどうしたらいのか思案したことを提言します。 【発表受付53】 @テーマ:公共事業は何故”再生”に向かうか A発表者:政野淳子(衆議院議員政策秘書) B分科会:都市再生・環境再生分科会 C概 要:高度成長期以来の、公共事業関連法のスクラップ&ビル ドが始まったが、根本の制度改革なしの、スクラップなき再生の兆 しがある。ここ数年の流れを概観する。 【発表受付54】 @タイトル:環境リスク管理における予防原則の考え方 A発表者:村山武彦(早稲田大学理工学部複合領域) B分科会:廃棄物 C概要: 環境リスクの管理に対しては、これまで個々の物質に対するリスクアセスメン トを実施し、あるべき対策が検討されてきた。しかし、近年、不確実性が高いも のの影響の深刻さや不可逆性が高い事象が現れてきており、従来のアプローチで は対応が困難な場合も生じている。そのため、従来のリスクアセスメントをより 精緻化する動きとともに、予防的な観点に立ったアプローチが欧州を中心に広ま りつつある。そこで、本発表では予防原則の歴史的背景を整理し、現在提示され ている原則の内容を紹介するとともに、その可能性について考察する。 【発表受付55】 @タイトル: 「荏原ダイオキシン事件と市民要望」 A発表者:宮地俊作・青柳節子、荏原ダイオキシン問題市民対策会議 B分科会:廃棄物1か2 C概要: 荏原ダイオキシン事件の実態を、工場及びその周辺と引地川及び湘南の海の 水質・底質・水生生物をはじめ環境への影響について、情報公開による行政の 調査資料及び市民カンパによるムラサキイガイ等の独自調査により明らかにし、 問題点を解明すると共に、今後の課題を提起したい。 1)ダイオキシン汚染の実態 2)汚染源は荏原製作所藤沢工場(同族体パターン分析) 3)市民団体の基本要望と荏原製作所及び関係機関の態度 4)今後の課題 |